桜彩 001

日本人が古来より愛でてきた盆栽は、自然の美の縮小図でありながら、長年の細やかな管理によってのみ姿が保たれるひとつの作品でもある。
人の手で自然界を捉えるとはどういうことなのか。
最新技術を含む新たな表現方法によって、盆栽はどのように姿に進化するのか。

朝靄に包まれた山に佇む一本の桜。
自然が生み出す儚い美の象徴が、静かに色づいては消える。